東京都立  浜離宮恩賜庭園

2013年3月

菜の花が見頃を迎えたと聞き行ってきました 風もなく穏やかなお花見日和 
一面真っ黄色の春の香りがいっぱいでした

この地は もとアシの生い繁る将軍家鷹狩の場でしたが
承応年間に甲府宰相松平綱重の別邸となり庭園として造成され
甲府殿浜屋敷または海手屋敷とよばれました

その後 綱重の子綱豊が六代将軍家宣となるに及んで名を浜御殿とし
大いに改修が行われ景観を整えました

明治維新後宮内省所管となり 以後浜離宮と改め迎賓 謁見の場として大いに
利用され皇室の観桜会もしばしば催されました
昭和20年には東京都に下賜され翌年より一般公開されています

ビルの間から東京タワーが〜

広大な池泉に海水を導き 潮の干潮によって庭趣に変化をもたせた潮入の
回遊式築山泉水庭である

一本の大きな黒松

およそ300年前 宝永6年  6代将軍 徳川家宣がこの庭園を大改修した
(その時から「浜御殿」と改称された)ときに植えられたと伝えられており都内では
最大級の黒松です